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設計

ユーザ項目・機能権限の設定一覧(項目・権限の説明と設定例)

セールスフォースのユーザマスタ(ユーザオブジェクト)については、姓名・電話・メールアドレスや所属部署などの基本情報のほかに、Salesforceの標準機能に関する機能権限のON/OFFを設定することができるようになっています。

これらの設定項目は多岐にわたり、項目の名称だけではどのような内容を設定するのかわかりずらいところがあったり、付与できる機能権限について具体的にどの機能を指しているのかわからない場合があります。

特にユーザマスタはお客様に作成していただく場合もあるため、それぞれの項目がどのような意味合いを持ち、設定によってどの機能が利用可能になるのか説明が求められる場合もあります。

本記事では、現時点で提供されているユーザオブジェクトの設定可能項目を一覧に纏め、説明と設定例などを定義しました。

また、同一の内容をエクセルテンプレートでも提供しているので、合わせてご利用ください。

ユーザ設定項目・不要可能な機能権限一覧

ユーザに設定可能な項目と付与可能な機能権限については、Salesforceのバージョンアップによって変更になる場合があるので、最新の状態は公式のへプルサイトで確認するようにしてください。

大項目 中項目 必須 説明 設定/使用例
アカウントログインアクセスの許可 会社のシステム管理者 システム管理者がユーザの代理としてシステムへアクセスできるように権利を付与するための項目 アクセス権限なし
Salesforce.comサポート Salesforce.comのサポート担当者がユーザの代理としてシステムへアクセスできるように権利を付与するための項目※Salesforce.comのサポートへ不具合調査など依頼する際には、アクセス可能な期間を設定しておくとよい 3日間
個人情報 姓(必須) セールスフォース
太郎
別名 名前全体が収まらないリストページ、レポート、その他のページでユーザを識別するための短縮名。この項目は最大 8 文字まで入力できます。 SFDC太郎
メール メールアドレス ***XYZ@SFDC.COM
ユーザ名 全世界で一意。メールアドレス形式で指定する
最大で80文字まで指定可能
***XYZ@SFDC.COM
ニックネーム オンラインコミュニティ内で利用されるユーザの名前 SF太郎
電話 電話番号 00-0000-0000
内線 内線番号 0011
Fax Fax番号 00-0000-0000
携帯 携帯番号 000-0000-0000
住所 JP
郵便番号 郵便番号 000-0000
都道府県 都道府県 東京都
市区郡 市区郡 中央区
町名・番地 町名・番地 銀座xxx
私の作業情報(所属) 会社名 所属会社名 クリエイティブコンテンツラボトウキョウ
役職 役職名 CTO
部署 部署名 システム企画部
ディビジョン ディビジョン IT部門
従業員番号 従業員番号 777
始業時間 ユーザが業務を開始する時間を指定。ユーザのカレンダーに表示する時間帯の定義で利用される。 9:00
終業時間 ユーザが業務を終了する時間を指定。ユーザのカレンダーに表示する時間帯の定義で利用される。 18:00
承認者の設定 代理承認者 承認申請のための代理承認者の選択に使用するユーザ参照項目。承認プロセスの設定に応じて、このユーザはそのユーザに対する承認申請を承認することもできます。
マネージャ ユーザのマネージャの選択に使用する参照項目。この項目は次のとおりです。階層関係を設定し、直接または間接的な報告先が自分自身であるユーザを選択しないようにします。Chatter で、組織のレポート構造に基づいてフォローするユーザとレコードを推奨できるようにします。この項目は、他の階層項目を作成することなく階層的なワークフロールールと承認プロセスを作成する場合に、特に便利です。
承認申請メールを受信 承認申請メールを受信する条件を指定 自分が承認者である場合のみ
ライセンスと権限 ロール ロール権限 <未指定>
ユーザライセンス ユーザライセンス Salesforce
プロファイル プロファイル システム管理者
マーケティングユーザ これを有効にすると、取引先の「参照」権限または「リードインポート」権限、およびキャンペーンに対する「編集」権限がある場合、ユーザは、キャンペーンの作成、編集、および削除、高度なキャンペーンの設定、およびデータインポートウィザードによるキャンペーンメンバーの追加とその状況の更新を行えます。Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition で使用できます。
このオプションが選択されていない場合、または必要な権限がない場合、ユーザは、キャンペーンと高度なキャンペーン設定の参照、単一のリードまたは取引先責任者のキャンペーン履歴の編集、およびキャンペーンレポートの実行のみを行えます。
FALSE
ナレッジユーザ Salesforce標準機能である「ナレッジ」へのアクセス権を付与します。ユーザのプロファイルにより、ユーザが [記事の管理] タブまたは [記事] タブにアクセスできるかが決まります。Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition で使用できます。 FALSE
フローユーザ フローユーザが有効化されるとSalesforce標準機能である「フロー」を実行することができるようになります。Developer Edition (制限付き)、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition で使用できます。このオプションを有効にするには、「フローの管理」権限が必要です。ユーザに「フローを実行」権限がある場合は、この項目を有効にしないでください。 FALSE
Service Cloudユーザ Service Cloud ユーザ機能ライセンスは、サービスコンソールなどの Salesforce の追加機能をユーザに与えます。 FALSE
Site.com Contributorユーザ ユーザに、Site.com Contributor ライセンスを 1 つ割り当てて、Site.com Studio へのユーザ制限アクセスを許可します。Contributor ライセンスを持つユーザは、Site.com Studio を使用してサイトのコンテンツのみを編集できます。このチェックボックスがオンになっているユーザレコード数は、組織が持つ Site.com Contributor ライセンスの合計数を超えることはできません。
組織で Site.com が有効化されている場合にのみ、Developer Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition で使用できます。
FALSE
Site.com Publisherユーザ そのユーザに、Site.com Publisher ライセンスを 1 つ割り当てて、Site.com Studio へのユーザフルアクセスを許可します。Publisher ライセンスを持つユーザは、Web サイトを作成してスタイルを設定し、ページやページ要素のレイアウトと機能を制御し、コンテンツを追加して編集できます。このチェックボックスがオンになっているユーザレコード数は、組織が持つ Site.com Publisher ライセンスの合計数を超えることはできません。組織で Site.com が有効化されている場合にのみ、Developer Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition で使用できます。 FALSE
WDCユーザ WDC ユーザ機能ライセンスを、Salesforce ライセンスも所有するユーザに割り当てます。※WDC は、マネージャやチームがより短期間でスキルを習得し、よりよいパフォーマンスを実現できるようにする販売管理およびサービス管理のツールです。たとえば、実際の報奨に関連するレコグニション、詳細な目標とリアルタイムコーチング、完全機能を備えたパフォーマンスレビューなどが挙げられます。 FALSE
Data.comユーザ種別 ユーザ種別、ライセンス、およびレコード追加制限は、Data.com にアクセスできるユーザと、Data.com ユーザが実行できる操作を制御します。 なし
Data.com の 1 か月あたりの追加制限 Data.com の充実したデータベース (取引先、取引先責任者、リード) の利用を開始できるように、ユーザに Data.com へのアクセスを許可し、レコード追加制限を設定します。Salesforce 内またはデータローダ経由で設定できる Data.com ユーザの数は、購入した Data.com ライセンス数に応じて異なります。 -
アクセシビリティモード (Classic のみ) アクセシビリティモードは、拡張リストビューの表示などのユーザインターフェース機能を無効にする代替ユーザインターフェースモードです。JAWS や Window-Eyes などの文字読み上げソフトウェアを使用しているユーザは、アクセシビリティモードを使用することを検討してください。Lightning は特殊なモードなしでアクセシビリティに対応しているため、アクセシビリティモードは Lightning Experience では効果がありません。 FALSE
デバッグモード デバッグモードを有効にすると、Lightning コンポーネントから JavaScript コードを容易にデバッグできます。JavaScript を積極的にデバッグしているユーザに対してのみ、デバッグモードを有効にしてください。デバッグモードを有効にしているユーザの Salesforce のパフォーマンスは低下します。 FALSE
グラフの高コントラストパレット 文字を容易に読み取ることができるように設計された代替配色を使用してグラフを表示します。ダッシュボードメールには、標準パレットを使用します。 FALSE
スクロール中に Lightning ページを読み込む 順次ページ表示をオンにすると、ビューポートにスクロールするまでコンポーネントの読み込みを待機します。スクリーンリーダーを使用している場合は、従来のビューポートが使用されていないため、オフにしてください。
Apex 警告メールの送信 割り当てられたガバナ制限の 50% を超える Apex をユーザが実行するたびに、ユーザがメール通知を受信することを指定します。
Developer Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Performance Edition のみで使用できます。
FALSE
設定画面をデフォルトページに設定 このオプションが有効である場合、ユーザがログインすると [設定] ページに移動します。 FALSE
Lightning プラットフォームクイックアクセスメニュー Lightning プラットフォームクイックアクセスメニューを有効にします。このメニューは、オブジェクトリストビューページとレコード詳細ページに表示されます。メニューには、アプリケーションとオブジェクトのカスタマイズ機能へのショートカットがあります。 FALSE
開発モード Visualforce ページの作成および編集のための開発モードを有効にします。この項目は、Visualforce が有効になっている組織にのみ表示されます。 FALSE
開発モードでビューステートを表示 Visualforce ページの開発モードフッターで [ビューステート] タブを有効にします。この項目は、Visualforce が有効で、[開発モード] が選択されている組織にのみ表示されます。 FALSE
Salesforce CRM Content ユーザ 有効化するとSalesforce CRM Content を使用して、組織内や Salesforce の主要な領域内でコンテンツを整理、共有、検索、管理します。コンテンツには、Microsoft® PowerPoint プレゼンテーションなどの従来のビジネス文書から、音声ファイル、動画ファイル、Web ページ、Google® Docs まで、あらゆる種類のファイルが含まれます。 FALSE
Salesforce CRM Content のメールアラートの受信 有効化すると登録済みコンテンツの変更が、リアルタイムまたは 1 日に 1 回、メールで通知されます。 ヒント 通知設定を行うには、個人情報ページに移動し、[編集] をクリックして、 [Salesforce CRM Content のメールアラートを受信] を選択します。 FALSE
Salesforce CRM Content のアラートを毎日のダイジェストとして受信 有効化するとコンテンツの更新やコメントの追加があったとき、ユーザに「コンテンツに関するお知らせ」(毎日のダイジェスト) が届きます。 FALSE
売上予測を許可 許可した場合には、ユーザはSalesforce標準機能の「コラボレーション売上予測」を使用することができるようになります。 FALSE
シングルサインオン情報 統合ID 統合認証シングルサインオンでユーザ識別に使用する値。シングルサインオンを実現する場合に利用する項目 FALSE
多要素認証 アプリケーション登録 ワンタイムパスワード認証 サードパーティの TOTP (時間ベースのワンタイムパスワード) 認証アプリケーションを登録して、Salesforce アカウントに接続します。新しいブラウザやデバイスからログインするとき、または多要素認証 (MFA) が有効な場合にログインするときなど、ID を確認する必要があるときはいつでも、TOTP アプリケーションを確認方法として使用できます。この設定ではアカウントの MFA は有効になりません。その有効化は Salesforce システム管理者が行います。 -
アプリケーション登録: Salesforce Authenticator Salesforce Authenticator アプリケーションを登録して、Salesforce アカウントに接続します。新しいブラウザやデバイスからログインするとき、または多要素認証 (MFA) が有効な場合にログインするときなど、ID を確認する必要があるときはいつでも、そのアプリケーションを確認方法として使用できます。この設定ではアカウントの MFA は有効になりません。その有効化は Salesforce システム管理者が行います。 -
セキュリティキー (U2F) FIDO U2F 準拠のセキュリティキーを登録して、Salesforce アカウントに接続します。新しいブラウザやデバイスからログインするとき、または多要素認証 (MFA) が有効な場合にログインするときなど、ID を確認する必要があるときはいつでも、セキュリティキーを確認方法として使用できます。この設定ではアカウントの MFA は有効になりません。その有効化は Salesforce システム管理者が行います。 -
Lightning Login Salesforce アカウントで Lightning Login に登録してパスワードが不要なログインを設定します。システム管理者が Salesforce ログインの多要素認証を有効にしている場合は、この設定によってモバイルプッシュ通知をタップして承認し、指紋認証または PIN を使用して多要素認証を完了できます。 -
仮の確認コード (1 ~ 24 時間後に有効期限切れ) Salesforce へのログイン時に追加の確認方法を使用する必要があり、その方法を忘れたり紛失したりした場合は、Salesforce システム管理者から仮の確認コードを取得できます。システム管理者のみが仮のコードを生成できます。このようなコードは、新しいブラウザまたはデバイスからログインするときの ID の確認には使用できない点に注意してください。「ユーザは、多要素認証で通常使用している検証方法を忘れたり紛失したりしたときに仮のコードを入力できます。Salesforce システム管理者のみがユーザのための仮のコードを生成したり期限切れにしたりできます。ユーザは自分のコードを期限切れにすることができます。」 -
言語とタイムゾーン タイムゾーン タイムゾーン (GMT+09:00) 日本標準時 (Asia/Tokyo)
地域 地域 日本語 (日本)
言語 言語 日本語 (日本)
メールの文字コード メールの文字コード 日本語 (JIS)
通貨 通貨 目標、売上予測、およびレポートでのユーザのデフォルト通貨。マルチ通貨を使用する組織でのみ表示されます。この通貨は、組織で有効な通貨の 1 つである必要があります。
デフォルトの通貨 ISO コード 新しいレコードに対するユーザのデフォルト通貨設定。マルチ通貨を使用する組織でのみ表示されます。
その他 コールセンター このユーザが割り当てられているコールセンターの名前。
証跡 最終ログイン - ユーザが最後に正常にログインした日時。この値は、ユーザの最後のログインから 60 秒が経過すると更新されます。(参照のみ)
前回のパスワードの変更またはリセット - このユーザの前回のパスワードの変更またはリセット日時。この参照のみの項目は、「ユーザの管理」権限を持っているユーザにのみ表示されます。

ユーザ項目・機能権限設定シートの(エクセルExcel版)のダウンロード

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一般公開資料

update 2022/04/17 直接エクセルファイルをダウンロードするリンクを追加

(組織・個人・権限)(Excel版)のダウンロードはこちら

以下は、スプレッドシートでの表示となります。

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参考SFDC設定パラメータシート(組織・個人・権限)Excelテンプレート

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