Salesforce導入支援会社の選び方|依頼前に確認する7項目と費用の考え方

Salesforceの導入を外部に依頼するとき、何を基準に会社を選べばよいかは分かりにくいものです。製品自体の情報は公式サイトにありますが、「誰に頼むか」で結果が変わるという部分は、あまり整理されていません。

この記事では、依頼前に確認しておく項目、費用と契約形態の考え方、発注でつまずきやすいパターンを整理します。

1.導入を外部に依頼する理由

Salesforceは設定の自由度が高く、同じ業務でも作り方が何通りもあります。だから困るのは「機能が足りないこと」ではなく、選択肢が多すぎて決められないことです。

外部に依頼して得られるのは、主に次の3つです。

  • 判断の基準 — 標準機能で足りるのか、開発が必要なのかの見極め
  • 失敗事例の知識 — 他社で起きた問題を避ける
  • 手を動かす人 — 設計・構築・移行の実務

逆に言えば、この3つのうち自社で足りているものがあれば、依頼する範囲はその分小さくできます。全部丸ごと頼む必要はありません。

2.依頼前に確認する7項目

提案を受ける前に、次の項目を聞いておくと比較しやすくなります。どれも答えにくい質問ではないので、はぐらかされる場合はその時点で判断材料になります。

# 確認する項目 なぜ聞くのか
1 担当する製品の範囲 Sales Cloud、Service Cloud、Experience Cloud など、製品によって設計の勘所が違う
2 設定と開発の比率 標準機能で足りる要件まで開発すると、費用も保守の手間も増える
3 体制と担当者 提案に出てくる人と、実際に手を動かす人が同じか
4 認定資格の保有状況 技術力の唯一の指標ではないが、確認しやすい客観情報のひとつ
5 既存システムとの連携経験 連携は要件が固まりにくく、相手先の都合にも左右される領域
6 データ移行の進め方 移行は後回しにされやすく、遅れが本番直前に表面化する
7 稼働後の保守体制 導入は終点ではない。誰がどこまで見るのかを先に決める

特に 2番の「設定と開発の比率」は聞いておく価値があります。標準機能で実現できることを独自開発してしまうと、費用が増えるだけでなく、Salesforceのバージョンアップのたびに動作確認が必要な資産を抱えることになります。

3.費用と契約形態の考え方

見積もりを比べるときは、金額の前に何が含まれているかを揃えます。

費目 内容 注意点
ライセンス費用 Salesforce へ支払う利用料 構築費用とは別。ユーザー数と製品の組み合わせで決まる
構築費用 設計・設定・開発・テスト・移行 会社ごとに含む範囲が違う。移行やテストが別なこともある
保守費用 稼働後の運用支援 問い合わせ対応までか、改修まで含むかで大きく変わる

契約形態は、要件が固まっているかで変わります。要件が固まっていない段階で一括請負にすると、変更のたびに追加費用の交渉になります。 要件定義を先に切り出して契約を分ける進め方もあります。

4.発注でつまずきやすいパターン

ライセンスを先に買ってしまう

ユーザー数や製品構成は、要件を整理すると変わります。先に契約すると、使わないライセンスの費用が発生し続けます。

要件を固めずに構築を始める

「作りながら決めましょう」で始めると、決める人が決まっていないまま進みます。作業は進んでいるように見えて、判断が保留された分が最後にまとめて表面化します。

現行業務をそのまま再現しようとする

いまのやり方をそのまま移すと、標準機能から外れた作り込みが増えます。合わせるべきは業務か製品かを、最初に決めておきます。

移行するデータを絞らない

過去データを全部移そうとすると、整備しきれずに作業が止まります。いつからのデータが実際に使われているかを先に確認します。

5.国内の導入支援会社

Salesforce の導入支援を手がける会社を紹介します。掲載内容は各社の公開情報にもとづくものです。

創創株式会社

https://www.sohsoh.co.jp/it.html

  • 所在地:〒162-0067 東京都新宿区富久町1番5号9階
  • 設立:2008年9月24日

技術者コミュニティ「xgeek」を運営し、200名以上のSalesforce技術者が参加する開発者交流会を定期的に開催しています。導入実績として、金融機関における Sales Cloud と Service Cloud の統合導入があります。

まとめ

  • 依頼して得られるのは判断の基準・失敗事例の知識・実務の手の3つ。全部を頼む必要はない
  • 比較する前に7項目を揃えて聞く。特に設定と開発の比率
  • 見積もりは金額より先に含まれる範囲を揃える。ライセンス・構築・保守は別物
  • 要件が固まっていない段階での一括請負は、変更のたびに交渉になる
  • つまずきやすいのはライセンス先行・要件未確定・現行踏襲・移行データの絞り込み不足

導入の進め方や、社内でどこまで内製できるかの整理についてのご相談は、お問い合わせからお願いいたします。


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