Salesforceを始めて学習される方やご利用される方が最初に戸惑うのが、Salesforceの専門用語だと思います。プロジェクトでもお客様がSalesforceは初めてという場合もあると思いますので、用語や概念については、事前に説明するように心がけましょう。
【主要な用語一覧】※Trailは、Salesforce Trailheadの関連記事のURLとなります。
| 用語 | 読み仮名 | 英語 | カテゴリ | 説明 | 記事 |
|---|---|---|---|---|---|
| アプリケーション | あぷりけーしょん | Application | システム用語 | Salesforceでは、複数機能をアプリケーションという単位で纏めます。例えば、仕入先管理機能、発注管理機能、在庫管理機能をまとめて1つの購買管理アプリケーションとして定義したり、顧客管理機能、商談管理機能をまとめて販売管理アプリケーションとして定義するなど。これらのアプリケーションを切り替えて利用することができます。またアプリケーション毎に権限を設定することもできるため、販売管理アプリケーションは、販売部門だけが利用できるなどの制御が可能となります。 | |
| インスタンス | いんすたんす | Instance | サービス基盤 | インスタンスとはクラウドを構成するハードウェアとソフトウェアの集まりを指します。Salesforceのサービスインスタンスは、世界各地のリージョン（地域）にあるデータセンターで稼働しています。 | 295 |
| エディション | えでぃしょん | Edition | ライセンス体系 | Salesforce 製品およびサービスのバンドルのいずれかを指す。エディションは複数あり、それぞれが異なるビジネスニーズに合わせて構成されてます。 | |
| オブジェクト | おぶじぇくと | Object | データモデル | オブジェクトとはデータベースのテーブルと同じ意味合いを指します。Salesforceが予め用意しているオブジェクトは標準オブジェクトと呼ばれ、用途に合わせて自由に作成できるオブジェクトはカスタムオブジェクトと呼ばれます。 | |
| クイック検索 | くいっくけんさく | Quick Search | システム用語 | システム設定メニューの中から、キーワードが一致するメニューを素早く検索する機能 | |
| グローバル検索 | ぐろーばるけんさく | Global Search | 基本機能 | Salesforce内の全てのレコードに対して、キーワード検索（部分一致）が可能となっています。※どのデータをグローバル検索対象とするかどうかについても設定で変更が可能です。 | |
| タブ | たぶ | Tab | 基本機能 | アプリケーション内の機能（マスタ画面、業務画面、レポート・ダッシュボードなど）の単位でタブが作成されます。タブ毎は権限に応じて、表示/非常時を設定することができます。 | |
| テナント | てなんと | Tenant | サービス基盤 | テナントとは、通常賃貸借契約のもとで不動産を借り受ける賃借人を指しますが、Salesforceでは、Salesforceのプラットフォームを契約して借りるお客様（企業）を指します。 | 260 |
| トラストサイト | とらすとさいと | Trust Site | アーキテクチャ | Salesforceでは、各インスタンスの稼働状況やメンテナンス状況を確認するトラストサイトというサービスが提供されています。Salesforce Status!（https://status.salesforce.com/）トラストサイトでは、各インスタンスの稼働状況（利用可能、パフォーマンス低下、サービス中断など）やメンテナンスの状況をリアルタイムで確認することができます。 | 295 |
| プロファイル | ぷろふぁいる | Profile | 権限管理 | プロファイルは、ユーザによるオブジェクトや項目アクセス権の設定、アプリケーションやタブの表示制御、ページレイアウトの制御を行うための仕組みとなっています。Salesforceユーザは必ず1つのプロファイルを設定する必要があります。 | |
| ユーザ | ゆーざ | User | アカウント管理 | ユーザはユーザオブジェクトに登録されるユーザマスタのですが、このユーザマスタのユーザ名は、全世界で一意の値となります。メールアドレス形式で登録するため、例えば開発組織（Dev）で利用したユーザ名（メールアドレス）は、本番組織で使えなくなってしまうので、注意が必要です。※ユーザ名は変更可能なため、左記状況となってしまった場合には、開発組織のユーザ名を変更することで、本番組織での利用が可能となります。 | |
| リージョン | りーじょん | Region | サービス基盤 | Salesforceのサービスインスタンスは、世界各地のリージョン（地域）にあるデータセンターで稼働しています。中断のない可用性を実現するため、各Salesforceインスタンスは２つの地理的に異なる場所に構築されており、1つの場所から能動的に操作され、トランザクションは完全に冗長な 2つ目の場所でほぼリアルタイムに複製されます。 | 295 |
| リストメール | りすとめーる | List Mail | 基本機能 | リストビューを使って、取引先責任者のメールアドレスに一括メールを送信する標準機能 | |
| リストビュー | りすとびゅー | List View | 基本機能 | リストビューは、大量にあるデータの中から特定のレコードを検索・一覧表示するための機能です。リストビューを利用することで、必要な情報をすばやく探し出すことができます。ユーザ毎に自分専用のリストビューを定義することも可能です。 | |
| リリース（シーズンバージョンアップ） | りりーす | Release | サービス基盤 | Salesforce は、1 年に 3 回、新製品や新機能がリリースされます。リリースは、カレンダー年と季節 (Winter、Spring、Summer) で識別されます。たとえば、Winter '15 などです。 リリースのたびに、リリースノートで正式またはベータ版としてリリースれる新機能・新製品について説明されます。また、既存機能と製品のすべての変更についても記載されます。 リリース前には事前にSandbox環境にて変更を検証できる期間が設けられます。 | 295 |
| レコード | れこーど | Record | データモデル | オブジェクトに格納される1行分のデータをレコードと呼びます。 Excelの行データをイメージするとわかりやすいです。（1行≒1レコード） | |
| ロール | ろーる | Role | 権限管理 | ロール階層を利用することで、階層の上位ロールに所属するユーザは、下位ユーザのデータを参照・編集するような制御を行うことができる仕組みとなっています。Salesforceユーザは、必ず1つのロールを設定する必要があります。 | |
| 組織 | そしき | Organization | Salesforce基礎用語 | Salesforceでは、１つのインスタンスに複数のテナント（企業）が所属しており、同じリソースを使っています。（マルチテナントシステム）テナントを識別するため全世界でユニークとなる組織IDが発行されます。（組織情報でIDを確認することが可能）この組織IDがを使って、同じインスタンス内で、他のテナントとのデータの識別を行っています。 | 260 |
| 複数選択リスト | ふくすうせんたくりすと | Picklist (Multi-Select) | データ型 | Salesforceでオブジェクトに定義可能なデータ型のひとつ。複数の選択リスト値を指定することができる。保存するとデータベースには、A;B;C;のようにデータが保存される。 | |
| 複数選択リスト | ふくすうせんたくりすと | Picklist (Multi-Select) | データ型 | Salesforceでオブジェクトに定義可能なデータ型のひとつ。複数の選択リスト値を指定することができる。保存するとデータベースには、A;B;C;のようにデータが保存される。 |