本日は、Creative Content Lab Tokyo(クリエイティブコンテンツラボトウキョウ)がお勧めするプロジェクトマネジメントに関する書籍をご紹介していきたいと思います。
これまで多くのプロジェクトを経験する中で、様々な書籍を読みやトレーニングを受講して得た結論ですが、プロジェクトマネージメントは、正しいやり方というのは基本的に存在しません。
プロジェクトの特性やステークホルダーなどの外部要因に左右され、プロジェクトマネージャの経験や考え方に基づき、常に最善を検討し続けなければなりません。そのため、困っているときに必要な情報がある書籍を探すということになってしまいます。
ただし、一つ言えることは、プロジェクトマネジメントの基本を体系的に理解しておけば、あとは自分で試行錯誤して応用することができるということです。
そのため、今回お勧めするのは、プロジェクトマネジメントに興味のある人は必ず知っているという王道の書籍をご紹介します。
Project Management Body of Knowledge (PMBOK)
まずは、PMBOKの学習が最優先です。プロジェクトマネジメント関連の書籍は膨大にありますが、どうしてもプロジェクト経験が少ない場合、簡単なものとか読みやすいものを選んでしまいがちです。
しかしこれらの書籍では、結局必要な情報が網羅されておらず、別の書籍を買う必要がでてくるということの繰り返しになってしまいます。
また、著者の経験を綴ったようなものもありますが、読んで損はありませんが、プロジェクトや自信のやり方に合わないことも多いので、あくまでそのようなやり方もあるというくらいにとどめておいたほうがよいでしょう。
最初にお勧めする本は、こちらです。
こちらがPMBOKを学ぶ上で必須となる書籍です。もちろん価格も高めですが、これはプロジェクトマネージャとして働き続ける限り一生使えると思いますので、購入しても後悔はないでしょう。
ただし、値段よりも原書は英語なので、そちらに抵抗があるという方も多いと思います。これは一応日本語訳のものがあります。
こちらです。
こちらは、日本語訳のものですが、評価を見てもわかる通り、もともと難しい内容の本ではありますが、変な日本語の訳のところがあり、それが内容の理解を難しくしているところがあるのが少し残念ですが。
プロジェクトマネジメントの経験は海外でも非常に高く評価され、PMPの資格をもっていて、ある程度の経験があれば、かなりの好待遇で海外で働くことも可能になってきます。
私が海外で働いているときには、開発系部署の役職者はほとんどPMPの資格は持っていて当たり前という状況でした。ただし国によっては、お金を払えば、簡単に取れてしまうところもあるので、一概には言えませんが。。
そのため、将来的に海外で働きたいという方はぜひ英語で学習することをお勧めします。もちろんお金に余裕のある方は、両方購入されてもよいと思います。
どうしても上記のような難しい書籍から入るのは抵抗があるという人のために、もう少し読みやすく実践的な書籍を少しご紹介しておきます。
外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント
こちらの書籍は、PMBOKを体系的に学習したり、PMPの資格を取得するという目的にはお勧めしませんが、ある程度経験があり、より実践的で役立つ書籍が欲しいという方にお勧めします。
プロジェクトを経験してきた方には共感できる内容が盛りだくさんとなっています。またメンバーや関係者といかに良い関係を気づき、うまく管理するか、リスクをどのように早期に対処するかなど実践で使える内容もあります。
プロジェクトマネジメントは、マネージャが一人で頑張ってもうまくいくものではないので、いかに周りの人を巻き込んで、良い関係を作っていくか非常に重要な観点だと思います。
書籍の値段もかなりリーズナブルとなっているので、実践でお困りの方は購入して読んでみてはいかがでしょうか。
そのほかの書籍もご紹介しようと思いましたが、あまりお勧めできるものがないため省略します。
PMPの資格取得に関して
最後に、PMPの資格取得について参考になる書籍をご紹介したいと思います。
PMPとは、PMI(Project Management Institute)が実施・認定するプロジェクトマネジメントに関する国際資格となっています。
PMIには、Project Management Institute Japan(一般社団法人PMI日本支部)があります。
一般社団法人PMI日本支部(公式HP)はこちら
受験資格
PMP試験の受験には、以下のような条件があります。
条件 1 研修 35 時間の PM 公式研修時間を修了していること。
注)自習やボランティア活動はこの条件を満たさない。
条件 2 実務経験
プロジェクトにおいてリーダーとしての実務経験を有していること。
4 年制大学卒以上と高校卒業で実務経験時間が異なる。
注)最終学歴が中学卒業の場合には、受験はできない。参照:(PMP®資格認定試験ご案内 Rel.1 - PMI日本支部)
引用元「Project Management Institute Japan」
このように事前の研修や実務経験が必要なため、新卒の方がすぐに受験することは難しい試験となっています。
ある程度の基礎知識と経験を積んだうえで、PMBOKの学習をして、受験に備えるという流れとなります。
また、試験取得後も、定期的に更新する必要があります。更新を忘れると失効するため注意が必要です。
取得まで時間がかかりますが、それだけメリットは大きいと思います。
- 官公庁などの大型案件では、プロジェクトマネージャの要件としてPMPの資格保有者が指定されることが多いため有利
- 国際資格のため、海外での就業にも有利(PMPが必須という場合もあります)
- PMBOKの体系やマネージャ経験を証明することができるため、転職や昇給に有利
- プロジェクトマネジメントが効率的に行えるようになる
- PMP保有者同士のコミュニティで人脈の広がりが期待できる
個人的には、プロジェクト管理でどのように対応するべきか悩むことが減るというのが大きいメリットに感じます。
これはもちろん経験にも比例することではありますが、プロジェクト管理のストレスが減るというのは非常に大きいメリットです。
では、PMPの資格関連の書籍をご紹介したいと思います。
PMP試験合格虎の巻 新試験対応
PMP試験対策テキスト 問題集 PMBOK第6版対応版
まとめ
今回は、クリエイティブコンテンツラボトウキョウがお勧めするプロジェクトマネジメント関連の書籍をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
今後プロジェクトマネージャを目指す方は、ぜひ最初に基礎となるPMBOKの知識をしっかりと身に着けて、実践に挑んでいただきたいと思います。
Salesforceのプロジェクトに携わるかたは、本サイトのプロジェクト管理の記事やテンプレートもぜひご活用ください。
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